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イギリスの祝日の意味

イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドからなる連合王国であるイギリスには、13の祝日がありますが、イギリス統一の祝日は6日のみです。

  • イギリス全土の祝日は、年間6日
  • 地域で異なる祝日は、年間7日

また、6日の祝日は年によって日にちが変わる移動祝日です。

日本の年間16日の祝日に比べると少ない印象ですが、ほとんどの人が年間約22日の有給休暇100%消化するお国柄のため、祝日で休みを作る必要がないのです。

イギリスの祝日は、大きく分けるとキリスト教に関連する祝日と、バンクホリデーと呼ばれる祝日に分かれます。

バンクホリデー(Bank holiday)とは、1871年にイングランド銀行の休業日を定めた法律から来ていますが、現在では公休日(Public holiday)と同じ意味合いを持っています。

そして特徴的だなと思ったのは、イギリスには建国記念や独立記念の祝日がないこと。

大英帝国として、かつて多くの植民地を持っていたイギリスならではですね。(イギリスからの独立記念日を祝日にしている国は多くあるのが皮肉です。)


イギリスの祝日の意味

イギリスの国旗

イギリスでは、祝日が土日と重なると、直後の平日が振替休日になります。

祝日2022年説明
元日
(New Year’s Day)
1月1日
(土)
新年1月1日の祝日です。
2022年は1月1日が土曜日のため、1月3日に振り替え。
新年の休日
(2nd January)
1月2日
(日)
新年1月2日の休日です。
2022年は1月2日が日曜日のため、1月4日に振り替え。
スコットランドだけの祝日です
セント・パトリックス・デー
(St Patrick’s Day)
3月17日
(水)
アイルランドでキリスト教を広めた聖パトリックの命日を記念する祝日です。
北アイルランドだけの祝日です
聖金曜日
(Good Friday )
4月15日
(金)
十字架にかけられ処刑されたイエス・キリストの受難をしのぶ日です。
イースターの2日前の金曜日です。
イースター・マンデー
(Easter Monday)
4月18日
(月)
イースターの翌日、月曜日は祝日です。
イースターの翌日の月曜日です。
スコットランドのみ祝日ではありません
アーリー・メイ・
バンクホリデー

(Early May Bank Holiday)
5月2日
(月)
5月第1月曜日は、バンク・ホリデーです。
春のバンクホリデー
(Spring Bank Holiday)
5月30日
(月)
5月最終月曜日は、バンク・ホリデーです。
オレンジマンの日
(Orangemen’s Day)
7月12日
(火)
ウィリアマイト戦争(1689~1691年)のボイン川の戦いを記念する祝日です。
ボイン川の戦い記念日ともいいます。
北アイルランドだけの祝日です
夏のバンクホリデー
(Summer Bank Holiday)
8月1日
(月)
8月第1月曜日は、夏のバンクホリデーです。
スコットランドだけの祝日です
8月29日
(月)
8月最終月曜日は、夏のバンクホリデーです。
スコットランドのみ祝日ではありません
セント・アンドリュース・デー
( St Andrew’s Day)
11月30日
(水)
イエス・キリストの12使徒である聖アンドリューが処刑された日を記念する祝日です。
聖アンドリューの遺骨の一部がスコットランドに運ばれたことから、聖アンドリューはスコットランドの守護聖人として崇拝されています。
スコットランドだけの祝日です
クリスマス
(Christmas Day)
12月25日
(日)
イエス・キリストの誕生を記念する祝日です。
2022年は12月25日が日曜日のため、12月27日に振り替え。
ボクシング・デー
(Boxing Day)
12月26日
(月)
かつて、雇用主が使用人たちにクリスマスプレゼントを贈る習慣があり、クリスマスの翌日にその箱(Box)を開けたことにちなむ祝日です。

イギリスの州の祝日日数一覧

イギリスは4つの地域からなる連合王国です。

13ある祝日のうち、7つの祝日は地域によって祝日かどうかが異なります。

イギリスの祝日地域一覧

イギリスのカレンダー

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