台湾は、懐かしさもあり、近くて美味しいものが楽しめることもあって、人気の旅行先ですよね。
そんな台湾への旅行を計画したら、ちょうど旧正月の時期だったとしたら・・・?
台湾では、旧正月は1月1日より重要で盛大にお祝いします。
カレンダー的にも旧正月は基本7連休。
お店も閉まりますので、ショッピングも食事も当てが外れるなんてことになりかねません。
まずは、気になる台湾の春節(旧正月)休みが、2022年はいつからいつまでかをチェックです!
その上で、旅行するとしても、旧正月の真っただ中か、日をずらした方がいいのかをじっくりと見ていきたいと思います!
台湾の旧正月、2022年はいつからいつまで?

旧正月とは、旧暦の1月1日のこと。
日本では、明治に新暦に変わって以降、旧暦のお正月を旧正月と呼ぶようになりました。
台湾では、旧正月は春節(チュンジエ)と言い、中国も香港も同じです。
旧暦は月の公転周期を基準とし、新暦は地球の公転周期を基準とした暦です。
旧暦と新暦では、1年の長さが違うため、旧正月は毎年違う日になってしまうのです。
ただ、旧正月は例年1月21日から2月20日の間と時期が決まっています。
ちなみに、2022年の旧正月は2月1日火曜日です。
日本でも年末年始は休みになりますが、台湾の場合は、旧暦の大晦日から1月5日までの6連休となることが多いようです。
その前後に土日がくっつくと、6日よりさらに長いお休みになるのは日本も同じですね。
2022年の台湾の春節休暇は、1月29日(土)から2月6日(日)までです。
2022年は、旧暦の大晦日前が土日、旧暦1月5日の翌日が日曜日のため、9連休となりました。

2021年の春節休暇は7連休でしたので、2022年の台湾の春節休暇は少し長めですね。
台湾では連休が少ない上に、春節休みが唯一の長い連休と言えるほどだそうですよ。
そのため台湾の人たちは、新年を家族と迎えるために帰省したり、海外旅行に出かけたりして春節を過ごされます。
お店が休みになるのも仕方ないですね。
そんな春節に台湾旅行に行くとしたら、春節休みの真っ只中に行くべきか、少しずらせるなら前か後ろにすべきなのか。
3つの時期の見どころ交えて、詳しくお伝えしていきますね。
春節(旧正月)の台湾旅行、行くならいつ?

台湾の2022年の春節休みは1月29日(土)から2月6日(日)までの9連休です。
旧暦1月1日にあたる2月1日(火)を旅行日程に含めるかどうかで、見どころやお店の営業状況もかなり変わってきます。
詳しくはこの後に見ていきますが、旧正月のいつがおすすめか、先にざっくりと押さえておきましょう。
- 春節(旧正月)休みが始まる前(★★)→ にぎやかな年末の雰囲気が味わえます
- 春節(旧正月)休みの真っただ中(★)→ 初めての台湾旅行なら避けたほうが◎
- 春節(旧正月)休みが終ってから(★★★)→ いつもの台湾に戻ります
旧正月の後なら、旧暦の1月15日(2022年は2月15日火曜日)の元宵節までずらすというのもありですけどね!
では、順番に詳しく見ていきましょう。
春節(旧正月)休みが始まる前
旧正月の前の1週間は、春節を迎える準備のために、台湾の街は大変にぎやかになります。
日本でも、お正月を迎えるために、師走の買い出しで各地の市場が大賑わいなんてニュースが流れますよね。台湾では、その現象が、12月ではなく旧正月の前に起こるわけです。
この時期、店先に並ぶのは、普段お目にかかれない正月用品。旧正月と迎えるための正月飾りや年賀カードから、年越しのご馳走の食材やお菓子などなど。
特に台北の迪化街の「年貨大街」は、年越し商品を売る歳市で、観光に訪れても楽しめる場所ですよ。
ですが、旧正月のものが、ずらーっと並ぶため、普段売られているものは店頭から消えます。
いずれにしても『旧正月前の特別な時期』と分かっていく必要がありますね。
また、旧正月前で注意したいのは帰省ラッシュです。
カレンダーのお休みは、2021年は大晦日の前日からなのですが、帰省ラッシュは大晦日の数日前から前日にかけて起こります。
台北から、南部・東部に向けて人の大移動が始まりますので、高速バスも新幹線も混みます!
旧正月が始まる前の日程であっても、都市から都市を移動するプランは避けたほうが無難です。
春節(旧正月)休みの真っ只中
旧暦の大晦日(除夕:チューシー)から、春節休みが始まります。
台湾をすでに何度か旅行した人なら、あえてこの時期に訪れて、いつもと違う台湾を楽しみに行くのはOK。
中華圏でお約束の大晦日の爆竹と花火の喧騒に浸る旅にはなりそうですけど(笑)。
ですが、今回が初台湾という場合は、春節休みは避けるべきと言うのが正直なところ。
まず、小売店やレストラン・夜市は閉まるところが多いです。
また、旧暦1月2日からは、台湾の人たちも遊びに出ますから、観光地やショッピングモールなども意外と混雑するのです。
ショッピングなどの目的別に情報を整理すると、こんな感じになります。
目的 | 状況 |
ショッピング | デパート・ショッピングセンター → 大晦日は18時閉店。翌日の旧正月からはいつもどおり営業。旧暦元旦には、デパートの前では中華式獅子舞が見られますよ。お土産・茶葉店→お店によって対応が違うが、旧暦の大晦日から1月3日まで休むところが多いでしょう。カルフール(大型スーパー)→年中無休! |
グルメ | レストランも夜市も、旧暦の大晦日から1月4日まで休むところが多いです。 インペリアルホテルの近くの双城街夜市は春節休みでも開いているお店が多いという情報があります。(事前に必ず確認してくださいね) |
観光スポット | 美術館・博物館や展望台は、大晦日は早めに閉館しますが、旧暦1月2日もしくは3日から通常営業に戻ります。 台北動物園は、大晦日のみ閉園。 |
移動・交通 | 帰省ラッシュのピークは過ぎていますが、いつもより混雑しています。また、高速バス・タクシーは、料金が割高に。 国内での帰省や移動だけではなく、国外からも、春節が休みとなる華僑の人たちが観光や親族訪問で台湾に大挙する影響も大きいようです。 |
日本でもお正月の国内旅行は割高になりますよね。それと同じような感覚でいればいいのかもしれません。
とはいえ、スケジュールの関係で、春節休みしか予定が組めないということもあります。
そういうときは、新年の願掛けかねて、お寺(廟)に行ってみるのがおススメです!(日本の初詣ですね!)
台北の行天宮は、日本でも知名度抜群の三国志の関羽が祀られている廟です。
除夕から旧正月にかけては、年に一度、神様(関羽)が戻ってくる日として、普段は閉まっている門が全て開かれるそうですよ。

春節(旧正月)休みが終わってから
やっと春節も終わりました(笑)。
休みが終わった旧暦1月6日は、俗にいう仕事始めです。会社員の人もこの日から出社ですね。
お店や夜市などは、旧暦の1月5日ごろから開いているお店が増えます。
が、お店によっては1月6日まで休むというところもあります。
春節休みの影響がないと言えるのは旧暦1月7日ごろと思った方がよいようですね。
また、春節休みが終わるのを待ってからというのであれば、もう少し待って旧暦1月15日の元宵節にあわせて旅行というのもありですよ。
元宵節とは、年が明けて最初の満月の夜のことですが、正確にはこの日が春節の最終日。
日本でも1月15日は小正月ですよね。その日までは取引先のメールにも新年のご挨拶を入れておく、みたいな。同じ感覚ですね。
元宵節には、色鮮やかなランタンフェスティバルや、夜空に天燈を上げる「平渓天燈祭」など、見ごたえ十分なイベントが多く開催されます。

まとめ
旧正月は、旧暦の1月1日のこと。
新暦と旧暦では1年の長さが違うため、毎年日にちが変わりますが、例年1月21日から2月20日の間に旧正月は当たります。
2022年の旧正月は、2月1日火曜日。
台湾では旧正月を春節(チュンジエ)といい、旧暦の大晦日から、旧暦1月3日までの4連休が春節のお休み期間です。
前後に土日がある場合は、さらにお休みは長くなるのは日本と同じですね。
また、旧暦大晦日の前日が平日の場合は、お休みになると法律で決められています。
2022年は、1月29日(土)から2月6日(日)までの9日間が台湾の春節休暇です
台湾では、1月1日ではなく、旧正月に新年を迎えるとして、盛大にお祝いします。
日本でも年末年始には帰省する人が多いように、台湾では春節(旧正月)に帰省する人が多く、お店なども休むところが多くなります。
旧正月の時期に台湾旅行を計画するのであれば、春節休みの真っただ中は避けるか、すこしずらしていくほうが良いでしょう。
春節休みの前後、真っただ中のおすすめ度をざっくり表すとこんな感じです。
- 春節(旧正月)休みが始まる前(★★)→ にぎやかな年末の雰囲気が味わえます
- 春節(旧正月)休みの真っただ中(★)→ 初めての台湾旅行なら避けたほうが◎
- 春節(旧正月)休みが終ってから(★★★)→ いつもの台湾に戻ります
また、もし春節が終わってから計画するなら、旧暦1月15日の元宵節までずらすのもおすすめです。
元宵節は、旧暦の年が明けて最初の満月の日という意味ですが、この日には色鮮やかなランタンフェスティバルや、夜空に天燈を上げる「平渓天燈祭」など、とても美しいイベントが多く開催されます。
今回調べてみて、私もランタンフェスティバルは行ってみたくなりました!