お隣の韓国は、お手頃で人気の旅行先ですよね。
ところが1月下旬から2月下旬にかけて、日本の感覚だと普通の平日なのに、韓国では旧正月にあたっていて、お目当てのお店が閉まっていることがあります。
そうなると、ショッピングはもちろん、旅行の大きな楽しみである現地のグルメを楽しむことも出来ないなんてことも。
そこで本日は、2022年は韓国の旧正月休みがいつからいつなのか、開いているお店はあるのか、交通事情はどうなのかなどを詳しくお届けします。
旅行の計画の参考になさってくださいね!
韓国の旧正月、2022年はいつからいつまで?
旧正月とは、旧暦の1月1日のこと。
日本では、明治に新暦に変わって以降、旧暦のお正月を旧正月と呼ぶようになりました。
お隣の韓国では、旧正月はソルラル(설날)もしくはクジョン(구정:旧正)といいます。
旧暦は月の公転周期を基準とし、新暦は地球の公転周期を基準とした暦です。
旧暦と新暦では、1年の長さが違うため、旧正月は毎年違う日になってしまいます。
とはいえ、旧正月は例年1月21日から2月20日の間と決まっています。
ちなみに、2022年の旧正月は2月1日火曜日です。
日本でも年末年始は休みになりますが、韓国の場合は、ソルラルと前後1日の3日間。
つまり旧暦の大晦日から1月2日までがお休みになります。
前後に土日がくっつくと、3日より長いお休みになるのは日本も同じですね。
韓国のソルラル(旧正月)休暇
2022年は、1月31日 月曜日から2月2日 水曜日までの3連休です
2022年は、前に土日がありますので、実質5連休になりますね。
どうでしたか?旅行の予定はソルラル休暇にかかっていませんでしたか?
もし、ソルラル休暇と重なっていた場合、韓国の旅行事情はどんな感じなのか。
続いて詳しくお伝えしていきますね。
旧正月とは何?日本が旧正月を祝わなくなった理由とは!
ソルラル(旧正月)休みに韓国に旅行すると・・・
日本でも年末年始は、帰省ラッシュで高速道路や新幹線など、大変混雑しますよね。
韓国でも事情は同じです。
韓国の場合は、新暦のお正月ではなくソルラル(旧正月)が帰省のシーズンとなります。
また、韓国ではソルラルには、家族や親戚が集まって、祖先の霊を迎える茶礼(チャレ)という伝統行事もあるため、日本の感覚よりもソルラル(旧正月)は一大イベントなのです。
一方、連休が少ない韓国では、ソルラル休暇を利用して海外・国内旅行に出かける人も増えています。
この辺りも日本と事情が似ていますよね。
つまり、ソルラルの時期は、帰省する人、旅行する人と、多くの人が一斉にあちこちに移動します。
そんな時期に、韓国に旅行するわけですから、基本、開いているお店が少ないと考えてください。
ですが、その分、旅行代金が安いというメリットがあります。
とはいえ、旅行に行くからには、しっかり楽しみたいところ。
ソルラル期間中のソウルについて
- ショッピング
- グルメ
- エステ
- 観光スポット
- 交通事情
に分けて詳しくお伝えしていきますね。
ショッピングは楽しめる?
韓国ソウルでショッピングを楽しむとなると、明洞や東大門のファッションビル辺りでしょうか。
かつては、ソルラルとなると、開いているお店は無いような状態でしたが、外国人観光客の誘致に力を入れるようになってから、事情が変わってきました。
まず、明洞。
外国人が多いということもあり、明洞は開いているお店が増えています!
しかし、閉店時間が早かったりしますので、いつもより営業時間は短めなのが注意点です。
明洞以外のエリアは、やはりお休みしているお店が多いですね。
デパートや東大門のファッションビルもソルラル中はお休みです!
免税店は、いつもどおり開いています!
ただし、ソルラルの前の時期は、海外に行く韓国の人も買い物に来るため、免税店は混みます。
かつ、帰国がソルラル休暇の初日にぶつかるようだと、空港で免税品を受け取るのも一苦労なんてことに。
旧正月の前の1ヶ月はセールとなるお店も多いので、旧正月前にソウルに行くなら、免税店をスルーしてお得なショッピングを楽しむというのもありですね。
韓国グルメは楽しめる?
旅行の楽しみの一つといえば、食事。
韓国も美味しいものが多い国です。
ソルラル(旧正月)の期間、韓国グルメを楽しめるかどうかですが、ショッピングとほぼ同じ状況です。
外国人観光客が多い明洞は開いているお店が多いですが、閉店時間が早いということがあります。
また、お店は開いていても、お目当ての名物料理は、市場自体が休んでいて食材がないために食べられないということがあるようです。
明洞以外のエリアは下調べをしておいた方が安心です。
エステは受けられる?
韓国に行くなら、エステや美容クリニックを旅の目的にしている人も多いかもしれませんね。
外国人観光客にも人気が高いこともあり、エステは、ほとんどがいつもと変わらず営業しています!
逆に、クリニックとなると、お休みするところがほとんどになってしまいます。
ただ、最近はソルラルの1日だけをお休みするというクリニックも出てきています。
エステに関しては、あきらめる必要なし。
クリニックは、要事前確認です。
観光スポットまで閉まるの?
ソウル市内には、景福宮など古宮をはじめとした観光スポットも多くありますね。
- 古宮:景福宮、昌宮、宗廟、徳寿宮、昌慶宮、慶熙宮、乾清宮
- 博物館:国立民族博物館
- 民俗村:南山コル韓屋マウル、韓国民俗村
- テーマパーク:ロッテワールド、エバーランド
- ランドマーク:ソウルタワー
これらの観光スポットは、ソルラルに関係なく営業!
しかも、古宮や民俗村では、ソルラルの特別イベントとして韓国の伝統的な遊びを体験することもできます。
ソルラルでしか体験できない旅行が楽しめますね!
交通事情はどんな感じ?
ソウル市内の地下鉄やバスは、週末・祝日ダイヤで運行していますので、不便は感じることはありません。
市内の交通量はいつもより少ないぐらいなので、むしろ快適かもしれません。
ただ、高速道路やKTX(韓国の新幹線)に関しては、いつもの4倍とも言われる混雑です。
そのため、ソルラル(旧正月)期間に韓国に行く場合は、一都市滞在型がおすすめ。地方都市まで足を延ばすのは、次の機会にした方が良さそうです。
また、空港も海外・国内旅行の韓国の人であふれます。
ソルラル休暇の最中に日本に帰国する場合は、時間に余裕をもって空港に向かってくださいね。
まとめ
旧正月は、旧暦の1月1日のこと。
新暦と旧暦では1年の長さが違うため、毎年日にちが変わりますが、例年1月21日から2月20日の間に旧正月は当たります。
2022年の旧正月は、2月1日火曜日
韓国では旧正月をソルラルといい、前日の旧暦の大晦日から、翌日の旧暦1月2日までの3連休がソルラルのお休み期間です。
前後に土日がある場合は、もちろんお休みは長くなりますね。
この期間は、日本のお正月と同じく、韓国でも家族で旧正月を過ごすための帰省ラッシュが始まります。
都市間を移動するのはいつもの4倍はかかりますので、一都市滞在型の旅行がおすすめです。
一方で海外・国内旅行に出かける人も増えています。
ソルラルが始まった日に帰国する場合は、空港も混雑を覚悟する必要があります。
そんなソルラルの時期には、お店も休みのところが多いため、旅行代金が安いというメリットがあります。
お店も、外国人観光客の多い明洞は開いているお店が増えていますが、いつもより早い時間にお店は閉まります。
明洞以外のエリアは、ソルラル期間はお休みのところが、まだまだ多いので、事前に確認しておく方が安心ですよ。
ただ、民俗村や古宮などでは、韓国の伝統的な遊びを体験できるソルラルの時期ならではのイベントがあったりします。
いつものようには行きませんが、その分旅行代金が安く、ソルラルの時期だけの韓国を体験できるのが、旧正月に韓国に旅行する魅力ですね!
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